第75期順位戦 澤田真吾六段vs飯塚祐紀七段 痛恨の錯覚
2016年のB級2組順位戦より、澤田真吾六段vs飯塚祐紀七段。
上図▲2二銀が失着で後手玉に詰みはない。
正着は▲2五桂で△同歩▲2二銀なら詰みがある。
▲2五桂△同歩の交換をいれたのは上図から△同玉▲3二角成△同銀▲同金△1二玉の時に▲2四桂と打てるようにしている。これなら先手勝ち。
というわけで後手の飯塚七段が勝ったと思いきや下図。
これで後手の飯塚七段投了。
しかし上図は後手玉に詰みはない。
上図から△1三玉▲2五桂打△1二玉▲3四馬△2一玉▲4三馬△1二玉▲3四馬・・・・となって連続王手の千日手で先手の負けとなる。
消費時間を見ると先手は秒読みだが、後手は8分残している。
後手痛恨の錯覚。