【実戦詰将棋】1989年1月27日 全日本プロトーナメント 中田宏樹五段vs谷川浩司名人
1989年1月の全日本プロトーナメント ▲中田宏樹五段vs△谷川浩司名人より。
先手玉に詰めろがかかっているので、後手は詰めろを解除するか、先手玉を詰ますか。
詰めろを解除するのは△同角と取るということだが、それは上記局面から詰ましに行くのとさほど変わらない。ここで谷川が詰ましに行く。
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△7七桂成▲5七玉△6七成桂▲4六玉△4五銀▲同金△同歩
▲3七玉△2七金▲同玉△1五桂▲3八玉△2七金まで 谷川勝ち
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この詰み筋がプロ的に凄いのかはわからないけれど、自分が後手を持っていたら
玉を逃がして投了だろうなと思う。
特に△6七成桂とか△2七金と捨てる手とか、絶対に思い浮かばない。
プロはすごいです。