【ゴキゲン中飛車】超速に対する△5六歩への対応
まずは超速の基本図。
ここから△5六歩を仕掛けるとどうなるか。またその対応。
歩交換から3筋の歩を守るのが大事。
こうしておけば角交換からの△5五角もありません。
7筋の歩を取ってきたら角交換から▲5四角(▲6五角も可)で先手成功。
先手+300ぐらい(技巧2)。
次に銀対抗から△5六歩の場合の対応。
これが中々、難しい。
▲同歩△同飛となって▲6八銀と玉の脇を締めるのが、良さそう。
ここで△7六飛なら▲7七角か▲7七銀の二択ですが、どちらを指しても難しそうで一局。▲7七角なら持久戦で固め合いになって、狙いがはっきりしないので、個人的には▲7七銀のほうが好み。
▲7七銀型なら▲7九角と引く手があるので、2筋~3筋から仕掛ける狙いがはっきりしています。
これで先手+250ぐらい。
ただ玉は薄いので好みは分かれそう。
ちなみに△5六飛と逃げたら▲5五歩で飛車を捕獲できます。
上図で△5五同銀なら▲4五銀で飛車を捕まえられます。
ちなみに△5六飛型のままなら、どこかで飛車角交換に転じる手筋があります。
下図がそれで、▲2四歩~▲2二歩が手筋。
上図から△同角▲2四飛△3二金▲2二飛成△同金▲6五角といった形で攻めます。
この手筋は△5六飛型ならいつでも決行できますが、王手にならないように玉の脇を締めておいて、隙あらば決行するのが手堅いかなと思います。
ちなみに△5三飛としてきたら、手順に▲3七桂とすれば、将来取られそうな桂馬を使いながら▲4五桂を使えるので先手有利になります。
△5六歩に対するポイントは
・5筋に歩を使って守らないこと(相手のいいなりにならない)
・飛車が素通しで怖そうだけど、成られなければOKと考える。
・どこかで▲6五角を狙う。