【実戦詰将棋】1989年1月27日 全日本プロトーナメント 中田宏樹五段vs谷川浩司名人
1989年1月の全日本プロトーナメント ▲中田宏樹五段vs△谷川浩司名人より。
先手玉に詰めろがかかっているので、後手は詰めろを解除するか、先手玉を詰ますか。
詰めろを解除するのは△同角と取るということだが、それは上記局面から詰ましに行くのとさほど変わらない。ここで谷川が詰ましに行く。
==============================
△7七桂成▲5七玉△6七成桂▲4六玉△4五銀▲同金△同歩
▲3七玉△2七金▲同玉△1五桂▲3八玉△2七金まで 谷川勝ち
==============================
この詰み筋がプロ的に凄いのかはわからないけれど、自分が後手を持っていたら
玉を逃がして投了だろうなと思う。
特に△6七成桂とか△2七金と捨てる手とか、絶対に思い浮かばない。
プロはすごいです。
何となく生きている中に将棋が少しある。
最近はめっきり将棋の勉強をしていないです。
なにをしているかというと、仕事したりアメリカのドラマ見たりしています。
ウォーズはたまにやります。棋力は伸びもしないし縮みもしていない。
これでいいのかとも思うけど、最近は人生にあまりやる気を感じていないのでとりあえずこれでいいです。
以下最近読んだ将棋の本。
藤森式青野流 絶対退かない横歩取り (マイナビ将棋BOOKS)
- 作者: 藤森哲也
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2019/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
【感想戦】対三間飛車
【感想戦】対角交換振り飛車
24。対二段戦。
中盤までそれなりにうまく指せていたようで、上図は先手優勢。
ここで勢いよく同角成は形勢互角にしてしまう悪手で、駒を取り合った後、△7一歩を見落としていた。
ここは▲5三桂成が当たり前ながら好手。
形勢は混沌。
相手も時間に追われ、戦力にならなさそうな飛車にアタックしたのが敗着。
ここで喉から手が出るほど欲しい桂馬を取れたのが本局の自慢の一手。
飛車を渡すので非常に怖いが、
①相手に斜め駒がないので自玉は思ってるより安全
②桂馬を取れば7四桂などの寄せが見える
③同角と取らせれば△4一角の筋が消える
というのがパッと浮かび決行できた。
終盤は開き王手が見えず、相当に危なかったがなんとか勝てた。